工房の風景



工房の風景

 家具はどのように作られているのでしょうか。ここでは製作の過程を追って皆さんに「家具ができるまで」をわかりやすく解説したいと思います。

01 デザイン

01 デザイン

1zumen.jpg図面を書く

02 材取り

02 材取り

zai1.jpgこれから使う材を選ぶ
材の木目や節の有無をみながら、製作する家具に合う材を選び出していく。ちなみにLBではロフトに木材をストックしている。
写真はロフトから材を下ろしているところ。


zai2.jpg端っこを切り落とす
端は乾燥で割れが起こっていることが多い。割れた部分は使えないのでそこを切り落としてから、必要な材の長さを切り出す。
写真は端っこを切っているところ。


zai3.jpg必要な幅を切り出す
必要な長さを取ったら、次は幅。ちなみに材取りのときに切り出す木材のサイズは、実際に必要な大きさの二割増くらい。
写真はバンドソーといい、帯状ののこが高速回転している。


zai4.jpgしばらく寝かせておく
切ったあとは、しばらく放っておく。すると材の癖が出てくる。反ったり、ねじれたり暴れ放題。材が落ち着いたところで製材に入る。

03 機械加工

03 機械加工

01.jpg直角を出す
手押しがんなという機械を使う。まず広い一面を平らにする。(同時に真直ぐに)その面を直角にセットした定規にあてながら、隣りの一面を平らにする。
そして、それぞれの部材の直角を作る。


02.jpg角材にする
この機械は自動がんな。手押しがんなで出した直角を基準に、反体面を削って平行に仕上げる。
同時に正確な厚みまで削る。

ホースは集じん、大量の削りかすが出る。


03.jpg角材ができる
手押しがんな、自動がんなを使って正確な角材ができあがった。ここで直角がずれていたりすると後の工程で痛い目をみる。


04.jpg正確な寸法でカット
作った角材を正確な寸法(ここでは長さ)にカットする。
写真は横切盤という機械。垂直、直角に切断ができる。


05.jpgほぞ穴を開ける
角ノミという機械で四角の穴をあけていく。刃のサイズは大小あって、必要に応じて付け換える。
今回は12.7mmの刃。


06.jpgほぞを作る
角のみで開けたほぞ穴にぴったりささる(紙一枚分の厚みくらい大きめ)ように角材から切り出す。


07.jpgジグの製作
角度やカーブを切るための型をジグという。
これを必要に応じて作る。ここでは直角、直線のカット以外に必要なジグを作っている。


08.jpgジグを使って直線カット
さっき紹介した横切盤を使用中。
直角にしか切れないのでパーツが斜めに置けるジグを作り必要な角度をカットしていく。


09.jpgジグを使って曲線カット
写真はルーターという機械。
回転しているブレード(ピンク色)のベアリング部分にジグをあてがいながら曲線をカットしていく。同じ曲線のパーツが量産できる。


10.jpgパーツが完成
家具に必要な1つ1つのパーツが完成。LBでは家具のほとんど全てをこうした無垢材から削り出したパーツを組み立てることによって家具をつくりあげていく。

04 手加工

04 手加工

te-01.jpgノミ
機械では加工できない細かい部分を手加工で調整していく。
ほぞの調整は強度に関わる重要な工程。


te-02.jpg水引き
水で濡らした布で加工が終わったパーツを拭く。
これまでの加工でついた細かいキズ、へこみを水分を含ませることで膨らます。
この工程を省くと梅雨時期に細かいキズがふくらみざらつきが生じる。


te-03.jpgカンナ
水引きのすんだものをていねいにカンナがけしパーツの表面を仕上げていく。
カンナ仕上げの木材は光沢を放ち、手触りもなめらか。

05 組立て

05 組立て

kumi-1.jpg組立てる
ほぞとほぞ穴にノリを薄く均一にぬり、げんのう(かなづち)で叩きながら組み立てる。
組立の順序はきちんと考えてないと痛い目にあう。


kumi-2.jpg圧着する
パーツにキズ、へこみがつかないよう当て木をしてクランプで締め付ける。
角度などをきちんと確認しバランスよくしめないと、ゆがんだまま圧着されてしまい、できあがる家具もゆがんでしまう。


kumi-3.jpgノリを取る
バケツに水をくみ、はみ出したノリをブラシなどで取り除く。
取り残しがあると塗装したときにあらわれる。


kumi-4.jpg圧着中
クランプで締めた状態にし、2時間くらい静かにおいておく。
クランプをはずしたあと、丸一日は家具をそっとしておいた方が良い。
(強度に影響が出る)

06 塗装

06 塗装

toso-1.jpgオイルを塗る
オイルフィニッシュという塗装方法を使う。
オイルをスポンジにとり、家具の表面にうすくのばす。


toso-2.jpgオイルサンディング
オイルを塗ったまま、耐水のサンドペーパーでみがいていく。
逆目、キズ、のりの取り残しなどがないかなどの最終的なチェック。
もしあれば、根気よく取りのぞく。


toso-3.jpgふきとり
サンディング後は時間をおいて、オイルを木に染み込ませる。
その後、乾いた布で余分なオイルをふきとり、オイルがしっかり乾くまで半日以上おいておく。
(ふきとりが甘いとざらつき、べたつきが出てくる。)


toso-4.jpgワックスがけ
LBでは通常3回塗装をくり返す。
1回目に上の全工程(オイル)
2回目に塗り、ふきとりの工程(ワックス入りオイル)
3回目でワックスのみをかける。
そして完成。

07 完成

07 完成

kansei.jpg